一言に採用動画と言っても、社員インタビューであったり会社紹介であったりと、様々な構成の動画が存在します。
その中でも今回は、ストーリーを軸にドラマっぽく作られた採用動画をいくつかピックアップしましたので、ご紹介したいと思います。
まずご紹介するのは、電気保安協会全国連絡会の採用動画です。
電気保安協会全国連絡会というのは、全国にある電気保安協会を統括する全国ネットワーク組織です。
関西で言えばCMでお馴染みの「関西電気保安協会」が存在し、抜群の知名度を誇っています。
ところが、全国的には電気保安協会は認知度が低く、あまり知られていないと聞きます。
このドラマの舞台は、中部電気保安協会となっています。
入社1年目の若手社員が主人公。
同窓会に参加し、自身の仕事を友人に説明するが、誰も電気保安協会を知らないということに気付かされます。
久しぶりに再会した、昔から思いを寄せる女の子を目の前にして、自身の仕事に関して引け目を感じてしまうというストーリーになっています。
電気がドラマのテーマなだけに、こちらの作品も夜景のシーンに力を入れており、とても綺麗な映像が広がっています。
http://enlist.jp/v/lURsGd8SNWI
続いてご紹介するのは、福井県警察の採用動画です。
作品の全体的な雰囲気としては、いかにもお役所らしいなというベタな作りに感じます。
ドラマのストーリーも警察官に夢・憧れを抱く青年が、採用試験に受かって警察学校に入り、卒業して交番勤務に就くという王道的なものになっています。
ただ、この作品の非常に良い特徴として挙げたいのが、警察学校の施設や生活、訓練を丁寧に描いている点です。
やはり警察官を志す上で、まず一番に気になるのが、警察学校がどういう所なのかという部分だと思うので、そういった志望者の不安にドラマの劇中で上手く応え、描いている部分が良いなと思います。
http://enlist.jp/v/oM_FTQe9AHQ
続いてご紹介するのは、中西製作所の採用動画です。
中西製作所は、学校・病院・事業所・ファストフードショップ・レストラン向け業務用厨房機器の製造・販売を行う企業です。
ドラマのストーリーとしては、入社3年目となる営業担当の女性社員が主人公で、初めて大きな案件を任せられるも、なかなか上手く行かずに悩み続ける中で、課題をひとつずつクリアしながら奔走するサラリーマンあるあるの姿が描かれています。
この作品の良かったポイントとしては、動画の技法として主人公のセリフがほとんど無く、主人公以外のセリフだけが字幕化されている部分です。
あくまで「主人公目線」という作り手の意思が感じられます。
同じ社会人という共感目線で見ると、この作品には共感を持てるでしょう。
ただ、そんな社会人にある苦悩が、社会人未経験の新卒学生に伝わるのかどうなのかが気になります。
http://enlist.jp/v/7_NBckDwjCY
いかがでしたでしょうか。
採用動画をストーリーのあるドラマ仕立てにすることで、短編映画のような作品性の高いものとなり、求職者に向けてより強いメッセージと印象を残すことができます。
企業イメージが重視される現代において、採用ブランディングの観点からドラマ仕立ての採用動画が作る企業は益々増えていくでしょう。
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